激動のPC業界振り返り2020

パソコンを使う家族のイラスト

 ども!皆様こんにちは、ろぐたんです。さて、コロナウイルスで大変だった2020年。今も感染が広がっていますが、今年のPC業界は大盛り上がり!様々な対抗製品が出て今年は当たり年でしたね。さて、では早速振り返ってみましょうか。今回は時間がなかったので主に大きな発表があったPC業界の大企業(4社)をピックアップして紹介していきます。

目次

1、お品書きの振り返り
2、まとめ

1、intel



intelは2020年の5月に第十世代coreシリーズ(Comet Lake-s)が発売されました。忘れている方もいるのではないでしょうか。残念ながら14nmは脱却できませんでしたが、全モデル(coreシリーズ)HT(ハイパースレッディング)に対応したり、一部モデルではコア数が増えました。競争が活発化し激熱でしたね。LGA1200のみ対応です。今回のintel CPUはローエンド~ミドルレンジがよく売れた傾向な気がします。理由としては、安い、HT対応で性能も意外と高い、低消費電力などが理由に挙げられます。意外とintelはローエンドCPUは低消費電力で評判がいいんですよ!ハイエンドも消費電力が高いですが悪くはなかったと思います。特に初めてメインストリーム版i9に搭載された「Thermal Velocity Boost」の恩恵で最大5.3GHzまで上がりゲームで有利になるそうです。

ノートPCの分野でもCPU,GPUに力を入れていました。この世代は順当な性能向上でした。しかしこの年はRyzenが無双してなかなかintelにはキツイ年だったと思います。製造の面でもモバイル分野では10nmですがデスクトップ分野では14nmがずっと続いていましたのでTSMC,SAMSUNGに押されてる印象でした。
もっと詳しく知りたい方はこちら→https://ascii.jp/elem/000/004/011/4011531/

2、NVIDIA



NVIDIAはやばかったですねw。RTX 30シリーズが発売されると在庫が全然ない状態がずっと続き、今年は大暴れでしたね。性能はものすごく高く価格は後継機種としてはまっとうな値段。最高でした。個人的にはFounders Editionのデザインが好みなんですが、今回も日本では発売されず...まぁそれはいいとして、今回のAmpereアーキテクチャは全世代のTuringよりもCUDAコアが増え大幅に性能向上しており、プロセスルールも8nmに微細化されています。PCI-EもGen4対応となり残すはintelのみ。多くのPC業界の方たちも性能に絶賛していたので、本当に出来の良いアーキテクチャだったと思います。特に3090は化け物w。NVLINK-SLIも唯一対応してるので買ってみてはいかがでしょうか。arm買収の話が浮かび上がってきたり、様々なものにAIを搭載し性能向上を図ったりする姿は素晴らしい。時価総額でintelを追い越し、GAFAの仲間入りをしそうなメーカーですのでこれからも注目していかなければなりません。
RTX 30シリーズをもっと詳しく振り返る→https://ascii.jp/elem/000/004/025/4025911/

3、AMD



AMDも去年に引き続きイケイケの年でした。前世代のCPUのビックウェーブが続き、さらにこの世代で波が一気に激しくなりましたね。元から得意だったマルチスレッド性能はさらに伸ばしライバルintelと圧倒的な差を築きました。苦手とされていたシングルスレッド性能でも向上し、intelと同等以上の性能をたたき出しました。

業界の関係者もなかなか購入できない状況が続き困っていました。それほど性能が高く高評価でした。前世代との違いは、全世代はCCX(4コア)が2基搭載でCCD(8コア)を構成していましたが、このような設計ではキャッシュとCPUの間の遅延が増える時がありました。今世代ではCCX(8コア)になり遅延が起こりにくくなりました。結果、性能アップにつながりました。今回はなぜ遅延が起こりにくくなったのかは時間の都合で割愛させていただきますが、今度その解説もブログに書きたいと思います。今すぐ知りたい方はこちらをどうぞ→https://ascii.jp/elem/000/004/032/4032942/
またRadeonも性能が上がりGeForceに追いついてきましたね。4Kなどの高解像度ではGeForceシリーズに劣ってしまいますが、FullHDでは問題なく遊べると思います。ドライバ関連の問題は山積みですが、性能は良かったです。

4、Apple



9月のWWDCから11月のオンラインイベントまで、怒涛のApple祭りでしたね。ニュースはApple一色なんてことも。今回はPCだけに絞りますが、それでも大ボリュームです。なんといってもM1チップの存在が大きかったと思います。PCの概念を大きく覆し独自の路線へ突き進んでいきました。その結果、大幅な性能向上、低消費電力を実現でき、ロードマップを自らの手で作ることが今回の大事なポイントです。この恩恵により、intel,AMDの歩調に合わせることなく、自らのペースで開発できます。更に世界初5nmのパソコン用CPU。小型なSoCでCPU,GPU,Neural Engineがどれも輝いた性能。価格も据え置き。

おそらくこの移行の背景には、Apple製品同士のアーキテクチャの隔たりをなくし、スムーズに製品連携ができる、この先のintelが不安、などが挙げられます。特にAppleは囲い込み戦略が得意ですからそこもかかわってくると思います。この移行で、iPhone,iPad,macのベースアーキテクチャが同じになり、今までできなかったことができるようになります。しかし逆に今までできたことができなくなることもあります(例:外付けGPU)。今でもPC業界ではx86が主導権を握っています。そこの互換性が危うくなる可能性があります。Rosetta2やUniversal2を使っても不安定になることもあるそうです。更にハイスペックCPUではx86系が圧倒的に有利なので、頑張ってもらいたいです。しかし数年後、ライバルが自社のiPadってことになるかもしれませんね(笑)。僕は今回の移行には前向きな考えです。低消費電力という点は本当に魅力です。ノートパソコンはある程度パワーがあれば十分で、バッテリー重視というのが僕のスタンスなので、意外と僕にぴったりかもしれません。(笑)。


M1チップについて詳しく知る→https://www.apple.com/jp/mac/m1/

5、まとめ

今回は主にcore 10000シリーズ、RTX 30シリーズ、Ryzen 5000シリーズ、M1チップを振り返りました。デスクトップ、ラップトップ分野で白熱したバトルや面白い出来事がたくさんあってものすごく興奮した年でした。2021年はコロナウイルスはどうなるかまだ分かりませんが、このようなパンデミックになってもPC業界は大盛り上がりしたことが証明されましたので、来年も興奮するPC業界になると思います。このブログのフォローとコメントお願いします!そして来年もこのブログをよろしくお願いします!皆さんも一緒に業界を盛り上げていきましょう!!ではまた、良いお年を~!🎍

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